あらすじ
「そろそろレイにも婚約者を見つけてきてもいいだろう?」 「確かにそろそろその時期かもしれませんね」 夜遅く、ある夫婦が暖炉の前で話していると後ろで控えているメイドの一人が口を開いた。 「奥様、旦那様そのことに関してですが、坊ちゃまのお相手にわたくしたちを指名していただけませんか?」 「「……え?」」 これは貴族の子供がずっと面倒を見てもらっていたメイドに結婚を申し込まれるお話。 「お父様。この国で重婚は禁止では?」 「まあ、うん……」 「お母様。すいません別の人を探してもらえませんか?」 「ごめんね、無理……」 「僕たちの関係って何だっけ?」 「メイドと主です」 「そうだよね?」 「はい。私たちはレイ様にすべてをささげます」 「いや、すべては……」 「すべてを受け入れてもらいます」 「……はい」 「ところでなんで僕縛られてるの?」