あらすじ
【基本的に毎日16時頃に投稿中!】 「僕が愛らしい花々を愛でる為の部活。それが我が花咲高等学校の園芸部だ」 ――園芸部。 それは一人の男子生徒が、「愛らしい花たちを愛でる為」だけに創られた夢の花園。 そこには五名の女子生徒が所属している。 一人一人が高校の、煌々たる有名人。 今回は少し、僕の愛すべき五輪の少女たちを紹介しよう。 一人目。 ――鮮烈。 ――苛烈。 ――熱烈。 こうした全ての言葉はこの少女の為だけに存在する。 名を薔薇園烈華《ばらぞのれっか》。 向かうところ敵無しの最強不良少女にして、華々しい園芸部の最初の部員だ。 圧倒的な暴力を以て、彼女はあらゆる問題を解決する。 愛らしき薔薇の少女である。 二人目。 ――純白。 ――潔白。 ――清白。 こうした全ての言葉はこの少女の為だけに存在する。 名を百合宮潔璃《ゆりみやきより》。 数多を隔絶する絶壁の風紀委員にして、華々しい園芸部二人目の部員だ。 完全なる隔壁を以て、彼女はあらゆる障害を跳ね除ける。 清らかな百合の少女である。 三人目。 ――変質。 ――変動。 ――変容。 こうした全ての言葉はこの少女の為だけに存在する。 名を桜庭優雅《さくらばゆうが》。 他を欺き通す百貌の優等生にして、華々しい園芸部三人目の部員だ。 超絶技巧の詐術を以て、彼女はあらゆる人間を誑かし込む。 淫らな桜の少女である。 四人目。 ――静謐。 ――静寂。 ――静黙。 こうした全ての言葉はこの少女の為だけに存在する。 名を竜胆輪廻《りんどうりんね》。 閑静なる知識の森の主にて、華々しい園芸部四人目の部員だ。 影に住まう怪物を以て、彼女はあらゆる害意を呑み込む。 粛々たる竜胆の少女である。 五人目。 ――狂気。 ――狂乱。 ――狂暴。 こうした全ての言葉はこの少女の為だけに存在する。 名を日輪憧《ひのわあこがれ》。 狂騒的で最狂な後輩にして、華々しい園芸部五人目の部員だ。 内側に潜む病的なまでの憧憬を以て、彼女はあらゆる万物を轢き壊す。 狂人たる日輪草の少女である。 そして、この華々しい少女たちを纏めるのがこの僕。 園芸部の創始者であり、花を愛でるだけの存在。 零人目。 ――凡夫。 ――凡俗。 ――凡庸。 こうした全ての言葉はこの僕の為だけに存在する。 名を鬱金薫《うつがねかおる》。 平凡で平々凡々たる凡人にして、華々しい園芸部員の零人目。 ありとあらゆる全ての力を以て、僕は愛らしき五人の少女を愛でる。 非凡たる鬱金香の少年である。 以上がこの園芸部のメンバー。 ここまでご清聴頂き誠に感謝する。 そして、ここからは僕と少女たちの邂逅について語ろう。 今しばらく、席は立たないで頂きたい。