あらすじ

(ネタバレを含みます) 少し内気な高山空はクラスで1番小さかった小学1年生の時、格好よくて目立つ存在の4年生の三島律とグラウンドでドーンとぶつかって出会った。 転んでしまった空を律は保健室に連れて行ってくれた。 その後律は空に手を振ったり声をかけてくれるようになった。やがて空は律を「りっくん」と呼ぶようになる。 でも律は中学生になって暫くしたら空を避けるようになった。空はただ、次々変わる律の彼女を見ていた。 ある日、空は前から歩いてくる律と律に駆け寄ってくる女の子を見て思わず走って逃げた。 その後空は今までと違う自分の気持ちを持て余す。 空が律の卒業した高校に入学したある日、律の家のコンビニの前で律が空に声をかけてくれる。途中で泣き出した空を、律は家に連れ帰る。そこで律は空を避けていた理由を話してくれて、告白をしてくれる。 恋人同士になった二人は、律が空の家庭教師をするという口実で週に2回会うことになる。 最初のデートは参考書を買いに本屋に行った。そして中間テストが終わったら映画を観に行く約束をする。 空は学校で律の後輩や友達から「りっくんって呼んでいいのは高山だけ」と教えられてびっくりして嬉しくなった。 急に暑くなった日の午後、空は体育の授業で熱中症になる。元々迎えに来る約束だった律が保健室まで来てくれた。保健室の先生は在校時の律と空を迎えに来た律が別人みたいだと言う。 保健室を出ると律目当ての女子がたくさん待っていた。その女の子達に律は、空を大切な存在だと言う。 翌日から空は女子の先輩達にじろじろと見られるようになる。 放課後に律の元カノに呼び止められた空は、空にはものすごく優しい律が彼女達には全然優しくなかったと聞かされて驚いて、そして優越感を抱く。 空はその黒い優越感を律に気付かれたくない。 律のおかげもあって空は無事中間テストを良い結果で終えた。 「テストのご褒美に映画に連れて行ってもらう」と言った空に、母が「デートでしょ?」と言う。母は空と律が付き合ってることに気付いていた。そして「空が幸せでいる事が一番大事」と言ってくれる。 デートに出かけた二人だけれど映画には全然集中できない。ランチの途中、空の母から「帰りが遅くなる」とメッセージが届くと、律が「空ん家行きたい」と言う。 家に帰る途中、律を好きな女の子が待ち伏せをしている。律が彼女を相手にしなかったのが嬉しくて、また空は優越感を覚え、そして罪悪感を感じる。 ずっと律に知られたくなかった優越感。空はバレる前に言ってしまおうと思う。 空の言葉に律がそれでいいよと言ってくれて、空は安心して律と結ばれる。 後日、空を迎えに来ていた律は先日も待ち伏せをしていた女の子に告白される。それを空はこっそり見ていた。 はっきりと断った律の言葉が嬉しくて、空はみんなの前で自分だけが呼べる「りっくん」という呼び方で律を呼んで駆け寄った。

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