あらすじ

美学文庫 の発刊に際して。

光があれば影があり、昼があれば夜がある。聖母がいれば魔女がおり、神がいれば悪魔がいる。
それが、我々の住む宇宙の実相であり、我々の生きる人間世界の実態である。
当然のことながら、人間が生み出す文化にも、表があり、裏があるのだが、しかし、文化活動の一端をになう出版事業の大勢は、表の文化にのみ厚く、裏の文化にはまことに冷たい。
私は、真実追求の立場から、これを極めて由々しいことと受けとめ、夜にひそみ、影に隠れていとなまれてきた裏の文化に、あえて照明をあてることを決意した。
もちろん、ひとくちに裏の文化と言っても、その範囲は非常に広い。その中から、ダイナミックセラーズ出版、幻作・珍籍、美学文庫が提供するものは、まずもって、ひたすら性を表現し、猥褻を追求した文芸作品の数々である。
江戸時代の名作から、明治・大正・昭和にかけて有名無名の文人墨客が名を秘して託した艶書艶本、さらに海外の傑作好色春本まで含めて、闇の性文学の集大成としていく考えである。
そこには、人間のどろどろとした情念と肉欲の世界があまりにも赤裸々に描かれているが、それは我々自身の姿であり、人間永遠の相のひとつなのである。
新たな読書体験を通じて、裏文化の持つ悪魔的な魅惑に触れられる読書子が一人でも多からんことを願い、『幻作発禁・濃密文庫』シリーズ第一巻より第十巻まで発刊して 参りましたが、予想外の好評を得て、多くの読者の方々から、励ましのお言葉をいただく、光栄に浴した。
皆様からの熱心なご要望にお応えして今回、シリーズ第二弾として『幻作珍籍・美学文庫』第一巻より第十巻を刊行いたすことになりました。このシリーズが、これまで冷遇されてきた裏文北の復権に、ひとすじの道を開くことができれば幸甚である。
大方のご声援とご愛読を伏してお願いする次第である。
青木信光

※ 本商品は「幻作珍籍 美学文庫 第一巻」(ダイナミックセラーズ出版刊 青木信光著)をオーディオ化したものです。

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Renta!
Renta!2013/03/26
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