あらすじ
昭和20年6月――敗戦の色濃くなりつつある第2次大戦中の日本。鹿児島県の鹿屋にある海軍航空隊の基地。特攻隊員に志願した若者たちが集まるこの地に、恋人を送り出した女たちは最後に一目会いたいとやって来る。足の悪い令嬢・知絵子は兄嫁の弟・圭一郎と出会い生きる活力を得る。家族のために女優という仕事を懸命にこなしてきた笛子はシナリオを書いていた貢の優しさに安らぎを覚える。予科練の教師を兄に持つ美代子は兄の教え子の一人、周一に想いを寄せるが……。それぞれの想いをこめて見送る女と、想いを振りきり飛び立ってゆく男たちの物語です。(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)