あらすじ
世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れる――。本と無縁の生活を送っていた会社員、娘との距離を感じる図書館常連の小学校教師、本を愛した祖父との思い出に縛られる青年など、彼らがワルツさんと交流し、本を手にした時に訪れる奇跡とは。書籍初収録短編を含む、伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。【目次】第一話 サエズリ図書館のカミオさん第二話 サエズリ図書館のコトウさん第三話 サエズリ図書館のモリヤさん第四話 サエズリ図書館のワルツさん番外編 ナイト・ライブラリ・ナイト真夜中の図書館のこどもたち単行本版あとがき文庫版あとがき それでもこの手に本を抱いて(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)