あらすじ
“明日までに連絡が欲しい。息子といられる権利を求めて、裁判に訴えるようなまねはさせないでくれ”
見覚えのある筆跡の手紙を読んで、ステラの体は凍りついた。テオ。六年たって、彼は再びわたしの前に姿を現した。貧しい家の出のテオとの付き合いは、父から反対された。それでも子どもができたと告げると、彼はすぐにも結婚しようとステラに言ってくれた。二人で逃げようと待ち合わせた教会……。だが、彼は来なかった。恋人に捨てられ、打ちひしがれたステラは、兄の助けで息子を産み、周囲の支えでなんとか立ち直れたのだ。そんなひどい仕打ちをしておきながら、なぜ今さら? やがてステラは、テオから当時の信じられない真相を知らされる。
■ ヨーロッパの国々を舞台にした作品で、多くの読者を魅了する作家、レベッカ・ウインターズ。2010年9月は美しいギリシアの島々を訪れながら深まっていく、家族の絆のすばらしさを描きます。ご堪能ください。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)