あらすじ
さらわれて、二人きり。まさか愛されない妻になるなんて……。
「この船で一夜を過ごすんだ。僕と二人きりで」あざけるような黒い瞳を、リザは呆然と見返した。ギリシアの血を引く実業家ラルフ・リンガード──いにしえのころから家同士が敵対する一族の男性。いまラルフは私を誘拐し、汚名を着せて報復しようとしている。彼の母親が亡くなったのは私のせいではないというのに……。ラルフの思惑どおり、リザは婚約者に去られ、醜聞にまみれた。だがリザの父が心労で危篤となり、やむなく二人は結婚する。互いの生活にはいっさい干渉しないという契約のもとに。弱冠19歳にして、リザは“愛されない妻”となったのだ――
■HQプレゼンツ作家シリーズ別冊の《プレミアム・セレクション》より、読む者に鮮烈な衝撃と感動を与える、不世出の大作家アン・ハンプソンの傑作をお贈りします! 想定外の掟破りなストーリー展開に、一気読み間違いなしです。愛と嫉妬の行く先やいかに?