あらすじ
春日奈緒は新婚の妻。宏哉は、高校の元担任。数学を担当していた。最後のバレンタインで想いを打ち明け、二人はつき合い始めた。奈緒が短大を卒業するのを待って結婚。毎日が楽しい……はずなのに。
ある日、新居に宏哉が受け持つ特進科の生徒たちがやってきた。そのうちの一人・佐和英玲奈は、何かと奈緒につっかかる。十七歳。自分に自信を持ち、傲慢なほどに美しいころ。
「へー、奥さんって数学が苦手だったんですか」
「そのころの先生、やり甲斐なかっただろうなあ」
「私、先生みたいに頭のいい人って理想」
じわじわと奈緒の気持ちを追い詰める。※こちらの作品にはイラストが収録されていません。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)