あらすじ
ザンは、祖父から相続した莫大な遺産をもてあましていた。彼女の美貌と財産にひかれて求愛する男たちにも、うんざりだった。金持の息子やエリートは、もうたくさん。どこかに運命の人がいるはずだ。その人を探し出したい。そこで、ザンは目隠しをし、壁の地図に向かってダーツを投げた。刺さったのは、サウス・ダコタ州のバッド川だった。あんなところじゃ男はおろか魚だって見つかりゃしません、と引きとめる母親代わりの家政婦メイの反対を押し切って、ザンはニューヨークをあとに、草原の町ウォールへ向かった。そして“バッドランズの男性を求む”という広告を出したのだ。二百人を超す男がやって来たが、ときめきを感じる人はいなかった。あきらめかけたとき、開拓時代から現れたような男が駆けつけた。貧しそう、それに武骨だけれど……無視できない魅力の持ち主だわ。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)