あらすじ

私の心を乱す不可思議な熱は、あの夏から始まった――。明治末年の八月、わたしは母の実家で美しい琵琶法師と出逢った。彼の飲んだラムネ瓶から取り出した美しいビー玉。「口に含むとラムネの味がするよ」との出任せを信じた従弟の、薄紅色の舌にわたしは有無を言わせず唇を重ね、ビー玉を探り当てた。その悪戯から八年。私の名を呼びながら自慰にふける従弟に出くわし…。

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Ebook Japan2023/03/02
  • 現在の作品夏の夜語り<電子限定>