あらすじ
馬と一緒に明けて馬と一緒に暮れる……そういう牧場の生活に退屈して東京へやって来た美雪。だけど、やりたい事が何にも見つからない。車や人にもまれて慌ただしく時間だけが過ぎてゆく……。東京はまるで砂漠のようで自分の心まで渇いて行くような感じで……。そんな美雪に「僕が君の草原になれないかな……?」と、優しい声をかけたのは、妻子のいる大学の助教授だった。彼の子を妊娠した美雪は、彼に喜んでもらえる子じゃない。生まれてくるのを望まれていない子。だからみんな捨ててしまいたい。みんな白紙に戻してしまいたいと、大学もやめ、彼とも別れ田舎に帰って来たのだ。そして子供の頃と変わらない一志と再会し子馬の出産に立ち会い気持ちが……。(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)