あらすじ
貴史と奈都乃に、可愛らしい女の子が生まれた。
「嫁にそっくりだろー」
とのろけまくる貴史。
「よかったじゃん、おめでと!」
はしゃいで祝福しながらも、恋花の心には隙間風が吹いている。幸せそうな貴史と奈都乃が羨ましくてたまらないのだ。それに、近ごろ一人息子の竜弥が親離れを始めた。
「そろそろ自立してくれよな。オレ、もう小学生なんだしさ。マザコンなんてレッテル貼られたら、彼女に嫌われる」
季節は冬。ひときわ寂しさが募る。その頃、Bar blue roseに通い詰める男性がいた。名前は松本真治。年齢は三十くらい。地味っぽいサラリーマンだけど、メガネの奥の瞳は優しそうだ。温かい人柄に惹かれるけれど、恋花は自分に言い聞かせている。
(大学を出たエリートが、中卒のあたしなんか相手にするはずない)
しかも、後輩ホステスの愛絵は、松本を狙って二人の邪魔をする……。恋花の恋物語。君に捧げるヴァージンナイト番外編!※こちらの作品にはイラストが収録されていません。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)