あらすじ
■無邪気で真摯な誘惑は、思わぬ事態の幕開けとなった。■トーニはホテルのベッドで目覚めた。隣には男が寝ている。たしかブランドとかいったわ。ブランド、何? ああ、私は名字も知らない人にバージンを捧げてしまった。でもこれで首尾よく赤ちゃんを授かったかもしれない。すばらしい夜だったけれど、二度とこんな経験はできないだろう。名残惜しげに彼の寝顔を一瞥すると、トーニは静かに部屋を出た。昨夜の余韻に浸りつつ、腕を伸ばしたブランドははっとした。部屋には人の気配が感じられない。彼女はどこにもいなかった。しまった! 急いで財布を確かめたが、中身は無事だ。もしかして、あとから妊娠を理由に金を無心するつもりだろうか? 冗談じゃない、そんなことはさせるものか。ブランドは急いで部屋を出ると、彼女の追跡を始めた。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)