あらすじ
舷(ふなばた)から墜ちていった少年の名は、白菫(しろすみれ)といった。船は純真無垢な少年たちと智慧ある導師を乗せ、楽園を目指して天空の旅をしていた。かれの墜落死は不運な事故とされた。この希望に溢れた船上に、みずから身を投げる理由などあるはずがなかったから。けれど、親友の矢車菊(やぐるまぎく)には気がかりなことがあった……。幻想文学の新鋭による初の小説集。【目次】無垢なる花たちのためのユートピア白昼夢通信人形街/最果ての実りいつか明ける夜を卒業の終わり解説=石井千湖(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)