あらすじ
詩織は市役所職員。地味で目立たず、黙々と仕事をこなしている。お昼には、役所が契約しているお弁当を食べている。その弁当を届けるのは、堂本というアルバイト。イケメンだが、同僚からは「バイトだし」と軽蔑されている。ある日、真新しいスーツ姿で堂本が現れた。
「俺の親父、レストランのオーナーなんだ。弁当屋のバイトは修業」
堂本は、自分にも挨拶する詩織に好感を抱いていた。
「次期社長なら、グレードの高い女性を選んだ方がいいです」
けれど、堂本は笑いながら言った。
「俺になびかないなんてどうかしてる。初めてなら優しくするよ」
詩織は堂本を睨みつけた。
「一回だけならお相手します。男性と付き合ったことくらいありますから」
詩織には、手痛い失恋の経験があったのだ……。※こちらの作品にはイラストが収録されていません。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)