あらすじ
★公国の民を守るために一年だけ結婚してくれ。プリンスからの申し出に彼女は呆然とした。★
カスタリア公国のプリンス、アラステア殿下の住む城で、ペニーローズは石垣造りチームの一員として働いていた。母亡きあと、酒びたりの父に代わって働き、給金の大半をオーストラリアにいる妹や弟に送金してきた。そんな勤勉さが、アラステアの母マルゲリットの目にとまったのだ。先代の国王が死去したことにより、アラステアにはその跡を継ぐ資格ができたが、ある条件が付いていた。それは、非の打ち所のない貞淑な女性と結婚すること。現在の婚約者ベルには、過去に多少の問題がある。そこでマルゲリットは、ペニーローズに、一年間だけ息子の仮の妻になってもらおうと考えた。とんでもない話だわ。取り合わないペニーローズにマルゲリットは百万ポンドという莫大な謝礼を提示した。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)