あらすじ

わたしだけが知らなかった―― 父と子爵の、都合のいい密約を。母亡きあと、ネルはずっと父親とおばに疎まれてきた。 寄宿学校から帰省するたびにいじめられ、慰めは、大好きな乗馬だけ。 ある日、ガブリエル・ハンターという子爵が父を訪ねてきた。 レディらしからぬ振る舞いで乗馬の腕を披露したネルは、 案の定、おばにこっぴどく叱られた。子爵の目の前で。 ネルは初めておばに楯突き、家を飛び出すと、寄宿学校に逃げ帰った。 4年後。成人したネルは、父からの手紙で衝撃の事実を知らされる。 なんと彼女は婚約しているというのだ――かの子爵、ハンター卿と。 まだ17歳だったあの日、ハンサムだが暗い影を落とす子爵の瞳に覚えた 胸のざわめきが、ふいにネルの全身によみがえった。

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シーモア
シーモア2020/12/24
  • 現在の作品壁の花は子爵の許嫁