あらすじ
ハリケーンの被害から復興が著しい南部の街、ニューオリンズ。フレンチクオーターにある名門ホテルで働くジュリーは、数日前から、新任の警備主任マックのことが気になっていた。元モデルのジュリーは、男なら誰もが振り返る容姿の持ち主だが、マックが向けてくるまなざしはそんな憧れに満ちたものではなかった。あれはそう、まるでわたしを見張っているような保護者みたいな視線。新年の十二夜のパーティを控え、ただでさえ忙しいのに、彼はことあるごとによけいな世話をやいてくる。何かわけでもあるの? だが間近の準備で頭がいっぱいの彼女には、それ以上考えられない。ところが、やっと迎えたパーティの夜、街は突然の停電に見舞われ、招待客であふれる会場は深い闇に閉ざされてしまう!
★古き良き時代のアメリカ南部の面影を残す街、ニューオリンズ。ホテル・マルシャンは農園屋敷の美しさを現代に伝える街の名物です。そのホテルに今、存続の危機が……。様々な人々がホテルを舞台に織りなす恋愛模様を、2009年5月から作家競作でお届けします。★(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)