あらすじ

梨崎由紀子は、36回目の誕生日を迎えたこの日、長年使っていたコタツを捨てた。このコタツがあった15年間、部屋では何も起こらなかった。妹からはよく、「冬ばかりか春も夏も、コタツをちゃぶ台代わりにしているような部屋に、男が寄りつくはずがない」と責められたものだった。でも、それも今日終わる。山田伸夫がこの部屋にやってくるのだから。由紀子は部屋をきれいにし、花を飾り、ちょっと豪勢な食事の支度をし、彼の到着を楽しみに待つが――。直木賞作家・中島京子の傑作短編『さようなら、コタツ』(マガジンハウス刊)のコミカライズ!

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