Synopsis
管理神ルミナリアを信仰する世界宗教、ルミナリア教。
その最高指導者である教皇レスティア三世――本名アウレリア・フィオレンテは、神託によって若くして教皇に任命され、以来60年にわたり教団を率いてきた。
神の加護によって若々しい姿を保つ彼女は、政治、外交、教団運営に精通し、神の権能たる奇跡さえ自在に扱う、歴代屈指の教皇である。
各国の王侯貴族から異種族の人々に至るまで、彼女に寄せられる信頼は絶大だった。
しかし、そんな彼女には長年の願いがあった。
「私、そろそろ教皇を辞めたいのです」
在位60周年を迎えるにあたり、ついに退位を決意したアウレリア。
ところが、責任感が強く、困っている人を放っておけない彼女は、退位の準備中ですら次々と仕事を引き受けてしまう。
そんな彼女を天上から微笑ましく見守るのは、彼女を教皇に選んだ張本人、管理神ルミナリア。
「うふふ❤ 計画通りね♪」
神様は彼女の幸せを心から願っている。
周囲の人々も彼女を大切に思い、休んでほしいと願っている。
そして本人も、本気で隠居したがっている。
なのに、なぜか仕事が減らない。
これは、誰よりも人々を思いやる有能な教皇が、正論と善意に囲まれながら、平穏な隠居生活を目指す物語。
果たして彼女は、今度こそゆっくりお茶を飲めるのだろうか。
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