Synopsis
駅の北口、一番レーン。
ぼくの仕事は、人を通すことと、止めること。
毎朝、同じ時間にぼくを通っていく女の子がいる。
彼女が来る時間になると、なぜか落ち着かない。
先輩の二番レーンは、そんなぼくを見て笑う。
「人間に恋をしてもしんどいだけよ」
そんなはずはない。
ぼくは、ただの改札機なのだ。
けれどある日の夕方、いつもと違う彼女のタッチが、ぼくに初めての決断をさせる。
━━ これは、駅の片隅で生まれた、小さな小さな恋の物語である。
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