Synopsis
二十四歳、瀬名悠真。
信号無視の車にはねられ、あっけなく人生終了。
結婚もしていない。海外旅行にも行っていない。昨日買ったゲームだって未開封。
おまけに冷蔵庫には、楽しみにしていたプリンが三個も残っている。
そんな未練だらけの俺が辿り着いたのは、まさかの『魂返却受付窓口』だった。
ところが、窓口の無愛想な女性職員から告げられたのは、耳を疑う一言。
「お客様の魂は、十二年前に返却済みです」
……は?
俺、ついさっき死んだばかりなんですけど!?
返却済みの魂。
失われた十二年前の記憶。
そして、俺が知らなかった命の秘密。
これは、死んだはずの青年が知る、ちょっと不思議で、少し切ない魂の物語。
笑って、泣いて、最後はきっと温かくなる。
――あなたの魂は、誰の心に残っていますか?
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