Synopsis

かつて函館の海辺にあった砂山。その失われた風景を追い、「砂山ノート」を完成させた大学生の遙と沙彩。しかし、調査を終えて三か月、二人の心には埋められない余白が残っていた。冬の大森浜で再び風景の声を感じた二人は、消えた闇市の跡や、地図の片隅に名を残す弁天浦へと導かれていく。戦後の焼け跡を生きた人々の記憶、海に呑まれた村の面影。語られなくなった風景の奥に眠る、誰かの人生と時間を拾い集めながら、二人は気づいていく。場所は消えても、そこに生きた人々の記憶までは消えないことを。静かな冬の光の中で、過去と現在をつなぐ新たな旅が始まる。

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Kakuyomu
Kakuyomu10/27/2026
  • Current<函館青春シリーズVol.7>地図から消えた風景 函館探訪~遙と沙彩