Synopsis
王宮の落とし物係として働く子爵令嬢フィオナには、不思議な力がある。
落とし物に触れると、持ち主が飲み込んだ「言えなかった言葉」が聞こえるのだ。
ある日、フィオナが拾ったのは、王太子エドガーの白い手袋。
ところが、その手袋が囁いたのは――。
『フィオナ。僕と結婚してほしい』
幼い頃から憧れていた王太子の、思いがけない本音だった。
けれど、エドガーには別の令嬢との婚約が噂されている。
身分違いの恋を諦め、王宮を去ろうとするフィオナ。
そんな彼女を引き止めた王太子は、初めて完璧な笑顔を崩して――。
「王太子としてではなく、一人の男として、君に選ばれたい」
これは、言えなかった恋心を落としてしまった王太子と、それを拾った令嬢の、甘くて不器用な恋物語。
一途な王太子×健気で芯の強い子爵令嬢。
溺愛ハッピーエンドの異世界恋愛短編。
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