Synopsis
魔法少女オタク歴十年、三十過ぎの元会社員。 ある夜、路地で弱った蝙蝠を拾ったことで、俺は白銀の髪に赤い瞳の美少女吸血鬼になった。
推しの魔法少女の現場を、フードの陰から見守るだけのつもりだった。 けれど目の前で子供が取り残されて――気づけば血のドレスをまとって飛び出していた。
魔物の牙を片手で止める。 巨体をリボンで振り回す。 とどめは推しに譲る。
「通りすがりのファンだ!」
ただ推しの活躍を広めたいだけなのに、 推しの前では早口になり、掲示板の長文は本人バレし、 切り抜きは百万再生、トレンドは「オタクくんさぁ」。
伝説の魔法少女二人には取り合われ、 最推しには、なぜか逆に推されている。
「違う。俺は推したいんだ」
これは、最強の吸血鬼になった魔法少女オタクが、 推しの良さを世界に叫び続けるうちに、 なぜか自分が一番推されていく物語。
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