Synopsis
ご主人様に殺された。
俺のことを愛していると言ってくれて、名前も居場所も与えてくれたご主人様。そんなご主人様にお仕えできることが、何よりの幸せだった。
それなのに、
「聖女様がな、お前のことを怖がっているんだ」
たったそれだけの理由で、ご主人様は俺を不要とした。
ずっと言えなかった「愛してます」という言葉を、ようやく伝えた俺に返ってきたのは、あまりにも残酷な言葉だった。
「俺がお前を本気で愛していると思っていたのか?」
ご主人様から与えられた契約の証まで奪われ、俺は死んだはずだった。
けれど次に目を覚ました時、俺は過去に戻っていた。あれは夢だったのか。それとも、本当に一度死んだのか。わからない。
ただ、このままではいつかまた、ご主人様に殺される。
だったら今度は、殺されないようにすればいい。
でも、俺はご主人様のことをまだ愛している。
捨てられたくない。
死にたくない。
これからもずっと、ご主人様のお側にいたい。
愛されていなくても構わない。
俺はなんとかしてでも、ご主人様のお側で生き延びてみせる。
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