Synopsis

王宮晩餐会の開宴まで、あと二十分。 食品衛生官リヴィアが厨房で見つけたのは、 毒でも異物でもなかった。 百二十人分のクリームスープが、 規定より長く、生ぬるい状態で置かれていた。 見た目はきれい。 匂いもおかしくない。 一口食べても、おそらく普通においしい。 それでもリヴィアは告げる。 「この百二十皿は出せません」 今から作り直せば晩餐会には間に合わない。 料理長ユーゴが半年かけて考えた献立も崩れる。 それでも彼が最初にしたのは、 リヴィアを責めることではなかった。 百二十枚の皿を、厨房へ戻すことだった。 王宮厨房×食品衛生官×料理長×お仕事恋愛。 一話完結の異世界お仕事恋愛短編です。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/26/2026
  • Current王宮晩餐会のスープ百二十皿を、給仕直前に全部下げました