Synopsis
父を失い、仕事を失い、恋人にも振られた。
不幸という不幸を一通り味わった二十三歳・久世晴人に、最後の追い打ちがかかる。
罹れば必ず死ぬ、不治の病――《天罰病》。
「……俺が何したってんだよ」
散々だった人生の最後まで“天罰”と言われ、ついに晴人は開き直った。
もし本当に神がいるのなら。
もしこの運命を決めたのがそいつなら。
――死ぬ前に、一発くらいぶん殴ってやる。
それから晴人は、神が現れるという噂を聞いては神社へ、寺へ、教会へ。
「頼もー!」
余命を使った、あまりにも馬鹿げた神探しが始まった。
果たして晴人は、死ぬ前に神をぶん殴れるのか。
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