Synopsis
――西暦二〇二九年春頃。とある小惑星の地球最接近と時期を同じくして広まり始めた“感染する”精神病、通称〈オーロラ病〉によって全世界の治安は悪化の一途を辿っており、その影響は極東の島国日本にも遅かれ早かれ及び始めていた。
千葉県行徳市内に存在する県立葛南高等学校の二年生・訓覇凌牙《クルベ リョウガ》は、普段は普通の学校生活を送る平凡な高校生だった。しかし放課後、人知れず学校のプールの女子更衣室にある秘密の扉を通り、裏生徒会の拠点である地下校舎へと向かい、生徒会長・土師八未《トモロ ハツミ》と副会長・山辺泉《ヤマベ イズミ》と合流する。そして下校時刻後、彼ら――葛南高校裏生徒会――は活動を開始する。
裏生徒会の役目は、脅かされる生徒たちの命を危険から守ること。しかし脅かす側の裏社会も一枚岩ではない。裏で回る汚い金を蓄え悪質に得をしようとする暴力団、それを対処するために国から存在を黙認される【御用心組】なる組織形態、表と違う力学が裏社会にはある。その歪な力関係の中で、裏生徒会は御用心組のひとつである〈桑島組〉と手を組んだ。
そうして、かつて凌牙と喧嘩し傷つけあった悪童・藤浮凄太郎《フジウキ セイタロウ》や、幼き頃に実験動物のような扱いを受けていた元孤児の少女・人首瑠璃子《ヒトカベ ルリコ》などを擁する〈晋秋商会〉といったような裏社会エージェントとの対決、複数の街を跨いで起きる大規模抗争に姿を現すようになった彼らは、やがてこの国を天上から見下ろす存在に気付いていく。
一体裏生徒会が向かう先はどこなのか? 何のために作られて何のために存在するのか?
その全てを知るとき、日本はあなたの知る日本の姿のままか?
※以前書いていたエピソードは没になりました。ご承知おきください。※
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