Synopsis

大陸を統一した男、リキ。 その男は、すべてを成し遂げた後――自ら命を絶った。 残された皇帝レオは、最愛の存在を失った悲しみを抱えながら、それでも国を治め続けていた。 そんなある日、レオはふと思い出す。 リキがかつて口にした言葉―― 「異世界ってやつか?」 もしかすると、リキはこの世界の人間ではなかったのではないか。 もしそうなら――どこかに、リキと同じ世界から来た者がいるかもしれない。 レオは諜報組織「梟」に命じ、異世界から来た者を探し始める。 そして見つかったのは、雪山でスキーをしていたというアホ。――山田慎吾。 さらに、彼との出会いをきっかけに、異世界人、謎の能力、そして「アスピルクエッタ」と呼ばれる存在へと繋がっていく。 一方、梟の一員であるイザベラもまた、忘れていた過去と向き合い始めていた。 十五歳の頃、戦火の中で奴隷商人に捕らわれた彼女を救った男――リキ。 嫌いだと思っていた。 怖いと思っていた。 けれど、その死を知った今になって初めて気づく。 自分がずっと追い続けていたのは――あの男の背中だったのだと。 失われた者を想う者たち。 異世界から迷い込んだ者。 そして、リキが残した「梟」という名の絆。 これは―― 大切な人を失った者たちが、それでも前を向きながら歩き出す物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/23/2026
  • Current落ちた先が異世界か。義理だけは通す。第2部