Synopsis

人が嘘をつくとき、匂いが変わる。それが分かってしまう伯爵令嬢ミレーヌ。 婚約者クロードからは「僕の婚約者は令嬢であって、猟犬ではないんだがね」と公然と嗤われ続けてきた。 ある日、原因不明の衰弱で公務を退いた王太子アルベール。侍医団は心労だと言う。 けれどミレーヌの鼻は、殿下の薬に混ざった、たった一つの匂いを嗅ぎ取っていた。 静まり返った広間を、彼女は歩き出す。 匂いを辿って、辿って——その足が止まったのは、婚約者の目の前だった。 「クロード様。手袋を、お外しになってくださいませ」

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou09/22/2026
  • Current香りを辿る令嬢