Synopsis

何も成し遂げないまま、俺は死んだらしい。 目を覚ますと、そこには頭に輪っか、白い髭、杖を持った老人。 神さま 「なんと嘆かわしいやつじゃ。何も残せぬまま死ぬとは」 どうやら本物の神様だったみたい。 そして俺は、異世界へ転生させられることになった。 どうせ転生するなら、せめて配下くらい好きに選ばせてほしいと、頼んでみたのだが―― 「ダメじゃ。おぬし、わしを配下にするつもりじゃろ」 さすが神様。 なんでもお見通しだった。 仕方がないので交渉した結果、なぜか手に入ったのは――きび団子百個だった。 そして転生した俺を待っていたのは、桃ではなく巨大な西瓜だった。 猿、雉、犬? そんな都合よくいるわけがない。 だから俺は代わりに、 猿枠――ベヒモス。 雉枠――ドラゴン。 犬枠――ケルベロス。 どう考えても配役を間違えた三匹を従え、鬼退治へ向かうことになった。 そして、ようやく鬼ヶ島へたどり着いた俺たちを待っていたのは―― 門の上で振られる、巨大な白旗だった。 「……まだ何もしてないんだけど?」 桃太郎になりたくなかった男と強すぎるお供たちが繰り広げる、ちょっとおかしな異世界生活の幕が上がる。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/21/2026
  • Current転生したら西瓜のなかだった。 猿、雉、犬が使えないので、ベヒモス、ドラゴン、ケルベロスを連れて鬼退治に行ったら、鬼が白旗を振っていた