Synopsis
明日の朝には、実家を壊す業者が来る。
疎遠になっていた兄・直哉と弟・圭介は、残された荷物を二人で片付けていた。
「捨てる」
「持っていく」
「保留」
三つの箱に物を分けていく中、昔のノートや文化祭の冊子が見つかる。
来なかったと思っていた弟。
来たと思っていた兄。
話していくうちに、二人が長いあいだ相手の気持ちを確かめないまま距離を置いていたことが見えてくる。
実家と一緒に、ずっと残してきた「保留」を片付ける兄弟の短編。
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