Synopsis

灯と澪は、小学生のころから毎朝、 坂の上の自販機で待ち合わせてきた。 夏はスポーツドリンク。 冬はココア。 「友達で、敵」を意味する 『フレネミー』と名づけた交換ノートには、 面と向かって言えない本当のことだけを書いた。 そんな二人の関係は、 澪の「三月に引っ越す」という一言から崩れはじめる。 その朝、事故に遭った灯が見たのは、 三か月後、澪が事故に遭う未来だった。 未来を変えたい。 澪をひとりにしたくない。 そのために灯が選んだのは、 すべてを覚えているのに、 「忘れたふり」をすることだった。 けれど、一つの嘘は、 守りたかった相手を少しずつ遠ざけていく。 嫌い。 うっとうしい。 友達じゃなかった。 そんな言葉の奥にあるものを、 最後まで名前にしない二人の物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu10/06/2026
  • Current「最初から友達じゃなかった」と言った翌日、私は記憶をなくしたふりをした。12月24日、親友が死ぬのを知っているから