Synopsis

人は、死んだらどうなるのだろう。 病気になれば神に祈り、事故に遭えば奇跡を願い、愛する人が死ねば天国へ行くことを願う。 人間は何千年もの間、目に見えないものに救いを求めてきた。 しかし――この世界に、神は存在しない。 天国も、地獄も、生まれ変わりも存在しない。 そして、死んだ人間がその先に何処へ行くのかを知る者もいない。 そんな世界で、死を迎えた人間の前に現れる謎の存在がいる。 その名は――42紙(しにがみ)。 「どーも、42紙です。えぇ、死神です」 鎌も持たず、骸骨でもなく、黒い服さえ着ていない。 どこにでもいそうな、ごく普通の人間の姿をした死神。 彼が死者に渡すのは、たった二枚の紙。 一枚には「4」。 もう一枚には「2」。 4を選べば、幸福な死。 2を選べば、不幸な死。 だが、どちらが「4」で、どちらが「2」なのか――本人にも、42紙にも分からない。 なぜこんな仕組みが存在するのか。 誰がこの二枚の紙を用意したのか。 そして、「幸福な死」とは一体何なのか。 42紙自身でさえ、その答えを知らない。 やがて、一人の青年が42紙と出会う。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou10/05/2026
  • Current「42紙」(しにがみ)