Synopsis

誰だって、好きで人を殺すんじゃない。 そこには、殺さなければならぬ理由があった。 ――カンエラ王国の勇者を殺したのは、王国最強と謳われた二十二将が一人、アロ・ヴェロキ。 殺した。 彼は、私は…俺は、勇者を、殺したのだ。 ただ、それだけである。 殺して、記憶を覗く。 開いて、勇者の悪事を暴く。 彼女の名声を地に落とす。奴は、不義だった、あの女は、国賊だ。 それほどまでに―― 「あの女が、憎い!」 「……やめろ」 「記憶に、入ってくるな」 なぜ、あの女は―― 最後に、微笑んだのだろうか。 「あぁ…君も、日記を覗いたんだね」

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Kakuyomu
Kakuyomu10/04/2026
  • Current勇者の死体は微笑んだ。王国騎士が死んだ。