Synopsis

土曜の始発。 僕は電車のドアに鞄を挟まれたまま、目的の駅を通り過ぎていた。 鞄の中には、二週間前に知り合った「隕石売り」の男から預かった銀色の箱。 本当ならその朝、ライブハウス《big bridge》で、オーナーの大橋という男に渡すだけだった。 けれど大橋は、僕が着く前に撃たれた。 銀色の箱。 十四年前、川で拾われた二つの石。 欠けた古いピック。 そして、九年前に姿を消した一人の少年。 無関係に見えたものが少しずつ繋がるとき、あの土曜日の朝に起きたことも、違って見え始める。 音楽と石と、少し妙な人たちをめぐるミステリー。

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Kakuyomu
Kakuyomu10/04/2026
  • Currentmaterial ―隕石売りと銀の箱 ―