Synopsis
天正元年、織田信長は越前へ侵攻し、朝倉義景は刀根坂において敗走する。
しかし、その直前、朝倉家では当主・義景の発案による奇妙な研究が進められていた。
大凧から着想を得た、人を乗せて空を飛ぶための巨大な装置――その名は「飛天丸」。
操縦もできず、風に流されることしかできない飛天丸を、義景はなぜか織田本陣へ向ける。
戦国の常識では説明のつかない一夜の出来事は、やがて歴史の片隅からも忘れ去られていく。
ただ一つ、記録に残された謎を除いて。
――朝倉義景は、本当に飛んだのか。
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