Synopsis

「離婚してください」 そう告げた瞬間、夫が顔を上げた。 いつからだろう。 帰宅時間を聞かれなくなった。 休日の予定を聞かれなくなった。 夕飯がいるかどうかだけを連絡するようになった。 浮気されたわけでも、ひどいことをされたわけでもない。 ただ、夫婦なのに、お互いのことを何も知らなくなっていた。 だから私は、もう終わったのだと思った。 けれど――離婚を切り出して初めて、夫と目が合った。

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Kakuyomu
Kakuyomu10/02/2026
  • Current「離婚してください」と言ったら、夫が初めて私の顔を見た。