Synopsis
十二歳のある日、ヴィオラは前世の記憶を取り戻した。
そして目の前にいる少女が、乙女ゲームで自分を断罪へ追い込むヒロイン・ミアだと気づく。
このままゲーム通りに進めば、悪役令嬢であるヴィオラは彼女を虐め、やがて破滅する。
――だったら、虐めなければいい。
そう思ったのだが。
現実のミアは痩せ細り、腕には痣が残っていた。
「こんな状態の子を六年も放置していたら、わたくしを断罪する前に死ぬでしょう」
ヴィオラは将来自分を破滅させるはずのヒロインを、そのまま公爵家へ連れて帰った。
それから六年。
元気に育ったミアは――なぜか攻略対象ではなく、ヴィオラを世界で一番大好きな女の子になっていた。
そして迎えた王立学園への入学式。
本来なら、ここからヒロインと攻略対象たちの恋が始まるはずなのだが……。
どうやらヴィオラは六年間かけて、ゲームのフラグを根元からへし折ってしまったらしい。
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