Synopsis

「ぱん。……すごい。」 五千年の眠りから目を覚ましたのは、世界でいちばん古い神さま・アラル。 けれど本人に、神さまの自覚はまるでない。 霧の晴れた山を下りて、はだしでたどり着いた小さな村。 「迷子ちゃん」と呼ばれて焼きたてのパンをほおばり、摘みたての野いちごに蜂蜜をかけてもらう。 頭の上では、昔なじみの白い子猫〈たま〉が今日もまるくなっている。 ――その正体が、触れたものすべてを凍らせる生物とは思えないくらいに。 そのころ、四柱の神々がひそかな命を下していた。 「アラル様をお迎えし、王都へお連れしろ。御身には傷ひとつ負わせるな。」 命を受けた密偵。 彼の胃は、まだ痛みはじめたばかりである。 本人だけが何も知らない、ちいさな神さまの食べ歩き旅。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/30/2026
  • Currentはらぺこ原初神さまの食べ歩き旅 〜五千年ぶりに目覚めたけど、神さまの自覚はありません〜