Synopsis
わたくしの助言は必ず当たる。十五の年に神前で引いたスキルがそれだった。ただし、聞いてもらえるかどうかまでは女神も保証してくださらなかった。
婚約者を親友に奪われた侯爵令嬢アデールは、社交界で物わかりのよい人と呼ばれている。誰も知らないことが一つある。二百年一度も外れたことのないこの国の雪解けが、その親友の血によって支えられているということ。そして、本人に明かした瞬間に、それが終わるということ。
親友が国を出るまで、あと四日。
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