Synopsis

ログアウトボタンを押した。なのに、戻れなかった。 倍率1000倍の抽選に当たった新作VRMMO、そのサービス初日。 家具屋の見習い・千歳楽がゲームに夢中になっているあいだ、現実の部屋には一酸化炭素が漏れていた。 閉じ込められたカプセルの中で、楽は「残る」ほうを選ぶ。 命は助かったが、医者から告げられたのは、1年の昏睡治療。 「手の細かい動きは、戻るかどうか、起こしてみるまでわからん」 親方に初めて任された椅子を、いつかこの手で作るために。 眠ったまま過ごす仮想の町で、今夜も木を削る。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/30/2026
  • Current目覚めるまで、木を削る ~この手が戻るかは、起こしてみるまでわからない~