Synopsis

魔法を使えるのは百人に一人。使えない者は、希少な魔剣に頼るしかない世界。 八歳で家を焼かれ、奴隷に堕ちた少年「七番」。魔剣商の倉庫で働く彼が手にしたのは、廃品箱に捨てられていた一振りのなまくら――刃の周りの音を消すことしかできない、「寝室向きの剣」だった。 だが、詠唱が音にならなければ、魔法は発動しない。 切れ味はただの鉄、燃料の魔石は小粒三つ分。それでも少年は、なまくら一本で魔法使いを黙らせ、名をあげていく。 すべてを奪ったあの夜の真相と、奪われた名を取り戻すために。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/29/2026
  • Currentしじまのラウール ―― 音を奪う剣と、名を奪われた少年