Synopsis
斬った者を、刀身に宿す剣がある。
三年前、火守の里の娘スズは、その剣で姉を斬った。
姉はいまも刀身に映り、スズにだけ話しかけてくる。
山から降る火の粉が、里を焼きはじめた秋。
スズは、母を殺したと語り継がれる火の神を斬るため、八つの門が連なる火封山へ登ることになる。
出立の前夜、一度もスズを止めなかった姉が、はじめて言った。
「行くな」
門の守を斬るたびに、刀身はにぎやかになり、剣は重くなっていく。
斬った者を抱えて山を登る少女の、和風伝奇ファンタジー。
【完結まで執筆済み】
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