Synopsis

小中一貫の自然いっぱいの街に生まれたふたりは保育園からずっと一緒だった。 ただ家族同士で付き合いがあり、なんてことない当たり前のように同じ学校に通い、放課後も自然と隣にいた。昔から顔なじみの幼なじみのクラスメイトの中で、お互い喧嘩をして、笑って、くだらない話をして――二人にとって、お互いがそばにいることは当たり前だった。 けれど中学生になった頃、周囲から「二人って付き合ってるの?」とからかわれるようになる。 その言葉をきっかけに、梨奈は初めて涼汰を「幼なじみ」ではなく、一人の男の子として意識し始める。 一方の涼汰も、梨奈が他の男子と話していると気になったり、彼女が困っていると誰より先に助けたりするようになった。 しかし二人は自分だけが特別な気持ちを抱いているのだと思い込んでいた。 「涼汰は、私のことなんて好きじゃない」 「梨奈にとって、俺はただの幼なじみだ」 そんな小さな思い込みの勘違いが積み重なったまま、二人は別々の道へ進むことになる。 時間が経ち、もう会うこともないと思っていた二人。 しかし数年後、偶然の再会を果たす。 大人になった梨奈の前に現れた涼汰は、昔と同じ笑い方をしていた。 「久しぶり」 たったそれだけの言葉で、忘れたつもりだった記憶が次々と蘇ってくる。 あの頃、言えなかった言葉。 気づけなかった気持ち。 もし、あの日に戻れたなら――。 幼なじみという関係に隠れていた二人の想いが、再会をきっかけに少しずつ動き始める。 これは、恋を知らなかった二人が、 長いすれ違いの先でもう一度出会い、 「ずっと隣にいた人」の本当の意味に気づいていく物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu09/06/2026
  • Current『キミの隣は、僕がいい』 ――幼馴染の僕たちが二人が、恋を知るまでのお話――。