Synopsis

王宮のお役に立てる。だから無償で働ける、とはならない。 没落令嬢リディは、母から受け継いだ香房の店主だ。香料には仕入れ値があり、調香には時間がかかる。嘘や感情の徴を嗅ぐ特別な鼻にも、使える限度がある。 その技を求めながら、彼女の関与は公にしたがらない王宮。リディは条件と採算を見極め、自分の意志で依頼に関わっていく。 ただ、窓口の監察官エリアスには困っていた。彼からは何の匂いもしないのだ。 簡潔な敬語。言葉より先に動く手。その意味を考える時間まで、いつの間にか増えていて。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou09/06/2026
  • Current「ご依頼でしたら、お代をいただきます」 没落令嬢の調香と宮廷の内緒話