Synopsis
『初めに』
落選通知の次は、魔を斬る仕事でした。
漫画家を目指す青年・加藤アツは、羽田での航空機事故をきっかけに、映像にも記録にも残らない“白い線”と、眼鏡の少女・戸隠キズナを目撃する。
キズナが主宰する漫画スタジオ「A station」の仕事は、原稿制作だけではない。
科学の進歩が生んだ「描線眼鏡」で、現実の裏側に潜む“魔”を見つけ、描線ペンで描いた武器を仮想空間に実体化させて戦うこと。
締切も来る。
魔も来る。
編集者も来る。
漫画制作と異能バトルが同じ机の上で交差する、創作系・現代ファンタジーSF。
『描線眼鏡』は、描くことがそのまま戦うことになる物語です。
『世界設定』
本作は、「創作者《クリエイター》には、他人には見えないものが見えているのではないか?」という問いから生まれました。現実には存在しないはずの“魔”を、空想科学の文脈で現代社会に落とし込み、創作者が『想像力』と『創造力』で現実と仮想空間の境界を越える物語です。
“魔”は、人間の負の感情や社会の歪みに引き寄せられ、仮想空間に暗黒物質《ダークマター》が凝集することで発生する存在です。現実には小さなズレとして現れ、それを増幅して事故や災害をもたらします。
“描線眼鏡”は使用者の想像力を媒介として仮想空間の魔を可視化・解析する特殊な眼鏡型デバイス。
“描線ペン”は、眼鏡によって認識された魔に対し、使用者の『創造力』で武器や拘束線を描き込み、仮想空間内に実体化させる入力デバイスです。
これら三つを媒介に、異能・モンスターバトルを空想科学として現実世界に落とし込み、歴史や科学も織り込んだチームバトルを描いていきます。
『キャラクター』
加藤アツ=漫画家を目指す青年。羽田で航空機事故に巻き込まれたことをきっかけに、漫画制作と異能バトル双方の戦いに臨む。
戸隠キズナ=幼い頃より二つの戦いに身を投じ、受賞をきっかけに自身のチーム・スタジオ「A station」を主宰するようになった天才高校生漫画家。
二人を軸に、チームメンバーが創作と人の心の歪みに向き合っていきます。
上迫ケン=デビュー経験のある漫画家だが、キズナに心酔して合流した兄貴分。
湧口マナセ=色彩・SE担当と斧で前線に立つフロントマン。
館山ラン=小物・装飾担当と戦闘で弓矢を操る観察者。
盛沼サキ=背景担当。戦闘では後方から冷静に状況を読む。
村上サチハ=アツと同期の新人。世間知らずなお嬢様だが秘めた感覚は鋭敏。ただ眼鏡をかけても……。
エリック・フクハラ=キズナの掲載誌『週刊コスモス』の編集者。理系・文系双方の博士号を持つ天才だが、現場ではハイテンションなギャグメーカー。
スタジオ所属のメンバーはあるアイドルグループをモチーフに描かれ、物語にも深く関わっていきます。
『ストーリー』
第1話『羽田の白い線』羽田の航空機事故に巻き込まれたアツは、脱出時に白い線と謎の眼鏡の少女を目撃する。調べると、その少女は自身が落ちた賞の受賞者だった。
第2話『A station面接』キズナのスタジオに採用面接へ訪れたアツは、デッサンに苦戦し、お祈りされかけた時に異変と遭遇。
第3話『初出勤・初任務!?』採用されたアツは、同期の新人サチハや仲間との漫画制作・食事を通し、A stationに居場所を感じ始める。再び起きた異変に臨んだアツは思わぬ流れで魔を斬ることになる。
第4話『描く線と斬る線』武器の使い方も知らなかったアツがなぜ武器を出せたのか?その背景には魔と科学者と漫画家の壮大な歴史が隠れていた。キズナの師匠星野が才能を認めつつ、知識と責任を促す。
第5話『締切!』仮ライセンスを得たアツは、漫画制作と異能バトルに本格参加する。ハイテンションな編集者フクハラ来訪の中、キズナはアツ達に魔を委ね、両面作戦に挑む。締切後には、巨大組織・協会が動き始める予兆が残る。
『終わりに』
これは現代異能バトルですが、ただの能力バトルではありません。
漫画制作そのものを戦闘システムとし、5話で1巻導入として成立するよう構成しています。
以後は、2・3巻での「打切」も踏まえたスモールエンド、5~10巻で一定の決着を見るミドルエンド、アニメ化・映画化に相応しいスケールまで拡大するグランドエンドまで、物語を広げることにも畳むことにも対応できる構成です。
この物語は、小説・漫画・映像・ゲーム、さらにVR・AR体験まで見据えたマルチメディアIPとして構築しています。
見えないものを見る。
見えたものに線を引く。
その線によって世界に干渉する。
『描線眼鏡』の核は、単純で根本的な体験にあります。
「想像力」と「創造力」を駆使して、創作者《クリエイター》が「描くこと」と「戦うこと」が同じ線でつながる物語。『描線眼鏡』をよろしくお願いいたします。
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