Synopsis

失いたくない。 でも、一つになれば、自分がなくなる。 一つになりたい。 でも、貴方は自分を隠したまま、どこかへ向かってしまう。 向かい合う、二人の瞳。 貴方の瞳に映る私と、私の瞳に映る貴方。 それは、私自身とも、貴方自身とも違うもの。 鏡に向かって右手を上げれば、鏡の中の私は左手を上げる。 鏡の中の私は、私なのだろうか。 それでも、貴方と私は、互いの中に映りつづける 少しずつ互いの距離をつかみ、穏やかな時間を重ねてきた榊恒一と朝倉澪。 しかし、二人が近づくほど、それまで「余白」の中に隠れていたものが、静かに姿を現し始める。 人は、誰かと繋がったまま、自分でいられるのだろうか。 空を飛ぶ鳥と、水の中を泳ぐ魚。 一つにはなれない二人の間にあるものを描く、静かな恋愛小説。 【鏡の彼方シリーズ】『余白』続編。 前作未読でもお読みいただけます。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou09/05/2026
  • Current瞳の中の私、私の中の瞳 ―貴方を失いたくない私と、自分を失いたくない貴方―